中国海油天津分公司が22日に明らかにしたところによると、中国初のスマート海上油田「秦皇島32-6油田」の1基目の国産小型ガスタービンが60日間にわたる調整を完了し、電力網に接続し発電開始した。中国内外のガスタービンの中国海上プラットフォームにおける設置・調整の最短運営時間の記録を更新した。中国新聞社が伝えた。
このガスタービンの稼働開始後、空気中に放出される天然ガスを年間で約673万2000立方メートル回収し、二酸化炭素排出量を1万2600トン削減し、外部からの電力購入費に換算すると1200万元(1元は約19.0円)を超える。
中国の国産小型ガスタービンは海上油田が生産する随伴ガスを用い発電を行うことで、処理施設の制限により外部に輸送できなかった天然ガスを十分に利用し、生態環境の保護、資源浪費の回避、経済効果の創出という一石三鳥を実現した。