葉も根も枝もなく、花は色鮮やかだが、完全に開花した後には刺激的な腐臭を放つ。中国の西南地域に位置する雲南省西双版納(シーサンパンナ)・タイ族自治州の熱帯雨林には、中国で30年近く失われていた非常に珍しいサプリアという植物がある。人民網が伝えた。
サプリアは東南アジアの熱帯雨林の典型的な特徴を持つ植物の一つで、シーサンパンナでは絶滅したとされていたが、近年、シーサンパンナの熱帯雨林で再び発見された。ミツバカズラ属の根に寄生するため、サプリアは大半の時間で土の中に隠れており、発見が困難だ。十分に繁殖できるほど栄養が蓄積された時に、初めて色鮮やかで大きな花を咲かせるのだ。
