2023年01月16日-01月20日
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「復興号」寒冷地仕様スマート高速列車、初めて中国最北端の高速鉄道を走行

2023年01月17日

「復興号」ファミリーの中で最も寒さに強く最もスマートなメンバーである、CR400BF-GZ型「復興号」寒冷地仕様スマート高速列車が16日、黒竜江省に到達した。春運(春節<旧正月、2023年は1月22日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)期間中に初めて中国最北端の寒冷地高速鉄道を走行する。ここは、速度350km/hの「復興号」が現在まで到達している緯度が最も高く気温が最も低い地域だ。これは中国が独自に研究開発した「復興号」寒冷地仕様スマート高速列車が、異なる地域の気温環境の条件下での高速鉄道の運行の需要を満たし、中国の高速鉄道が新たなブレイクスルーを実現したことを示している。人民網が伝えた。

 黒竜江省で初めて走行する「復興号」寒冷地仕様スマート高速列車は、「復興号」ファミリーの中で速度等級が最高の高速列車だ。標準版の「復興号」と比べると新型列車は低温と氷雪により強く、中国の東北地域の氷点下40℃の極寒環境でも正常に運行できる。このほか、新型列車は初めて自動凍結防止機能を大量に使用している。列車が静止している際に、各車両が凍結防止機能を順次にアクティベートでき、制動システムの安全性と信頼性を保証する。

 2本の新しい「復興号」寒冷地仕様スマート高速列車は一連のテストと乗客なしの試運転を終えた後、近いうちに黒竜江省内の哈斉(ハルビン〜チチハル)、哈牡(ハルビン〜牡丹江)、牡佳(牡丹江〜佳木斯<ジャムス>)などの高速鉄道で乗客を乗せて運行する。春運期間の旅客数ピークに向けて輸送能力をさらに追加する。

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