中国海洋石油集団有限公司(中国海油)は、渤海南部で中国最大の変成岩潜丘構造である「渤中26-6」1億トン級油田を発見したと発表した。人民日報が伝えた。
同油田は渤海南部の海域に位置し、天津市から約170キロメートル離れており、平均水深は22.1メートルで、試験での1日当たり原油生産量は270トン以上、1日当たりガス生産量は32万立方メートル以上。同油田は埋蔵量が多く、原油の品質が良く、試験での生産能力が高いといった特徴が証明された。確認埋蔵量は1億3000万石油換算トンで、可採原油は2000万トン以上。ガソリンに精製すると、乗用車1万台が約30年にわたり正常に走行できる。同時に可採天然ガスは90億立方メートル以上で、天津市常住人口の15年近くの需要を満たすことができる。