中国初のグローバル基準高層気候ステーションの観測試験がこのほど、内モンゴル自治区シリンホト市で始まった。試験はグローバル気候観測システム(GCOS)基準高層観測ネットワーク計画を構成する一部となる。人民日報が伝えた。
これより前に、世界気象機関(WMO)とGCOSは、世界30~40カ所の観測所からなるGCOS基準高層気候観測ネットワーク計画を打ち出した。シリンホト高空観測ステーションはWMOの招待に応じ、中国気象局の承認を経て、最初の15カ所の観測所の一つとして同計画に参加した。
シリンホト高空観測ステーションのスタッフは要求に従い、中国内外の高精度ラジオゾンデとオゾンゾンデとを定期的に放ち、世界トップレベルの0~35000メートル垂直大気柱の温度、湿度、気圧、風、オゾンなど、気候の基本的変化の長期的かつ連続的、安定的な基準観測能力を形成する。