広東省広州市天河区国際金融城東エリアの広州金融城プロジェクトが3月29日、いち早く消費エネルギーのプラスマイナスゼロを達成した。これは現在、中国で最も高い「ニアゼロエネルギー消費」建築物となる。科技日報が伝えた。
同プロジェクトでは、アーケード状の「騎楼」やソーラーチムニーなどが設計され、大温度差冷房やエネルギー効率の高いファンなどの技術を採用することで、エネルギー消費を削減している。エレベーターに設置されたエネルギーフィードバック装置から回収された電力は、エレベーターシャフトの照明に使われる。屋根や外壁の日よけにはソーラーパネルを設置し、集まった太陽エネルギーを電気エネルギーに変換し、建物全体に供給する。総合省エネ率60%、本体省エネ率20%を実現し、再生可能エネルギー利用率は10%に達する。完成後は中国初の高さ150メートルを超えるニアゼロエネルギー消費建築物となる。
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