2023年04月03日-04月07日
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衛星インターネットの応用が加速 人々の生活にもたらす変化とは?

2023年04月07日

 ますます多くの衛星が打ち上げられ、中国の衛星インターネット建設が加速している。これはどのようなネットワークで、その衛星は何ができるのだろうか。中央テレビニュースが伝えた。

 衛星インターネットは衛星を接続手段とするインターネットブロードバンドサービスで、国家発展改革委員会が2020年に新たなインフラとして組み入れた。中国の衛星インターネットはわずか3年で重要なブレイクスルーを実現し、単独の衛星からネットワーク衛星となり、衛星動画通話時間も3分から30分以上に増えた。

 中国はこのほど、遠隔地で低軌道衛星インターネットの電力通信分野への試験応用を初めて実現した。これにより、地上通信基地局がなくてもさまざまなデータや画像が伝送できるようになった。

 大量のデータや音声・映像をリアルタイムで伝送し、電力通信分野でも力を発揮できる衛星インターネットは、農業分野における役割も軽視できない。新疆ウイグル自治区の綿花栽培は毎年、気温が比較的高い天山山脈の南から北へと順次開始される。トムシュク(図木舒克市)の嘉和鎮では、数台の大型播種機が耕地で忙しく稼働していた。北斗衛星測位システムの自動運転技術を採用した同播種機は、事前に設定されたルートに沿い、正確な量の播種を行うだけでなく、点滴灌漑テープやマルチシートの敷設の全プロセスで機械化を実現した。直線の誤差は2センチ以下で、その後の綿花の機械化農地管理や収穫がしやすくなる。

 国家航天局は22年11月、複数の機関と共同で「国連・中国宇宙探査イノベーションのグローバルパートナーシップに関するシンポジウム」を開催した。シンポジウムで発表された情報によると、軌道上で安定的に運用している中国の宇宙インフラ衛星は300基余りで世界2位だった。静止軌道から低軌道衛星クラスター、可視光線から赤外線、マルチスペクトルからハイパースペクトル、光学リモートセンシングからレーダーリモートセンシングの地球観測能力を実現し、中国の高分解能地球観測システムの基幹ネットワークを構築し、陸地資源環境や海洋監視・モニタリング、天気・気候観測など複数の衛星ネットワークプロジェクトの立ち上げや建設を牽引。衛星通信や衛星リモートセンシング、衛星測位を中心とする天地一体化国家宇宙インフラ体制の構築を推進している。

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