中国の今年2月におけるモバイルネットワークIPv6(インターネットプロトコルバージョン6)のデータ通信量が全体の50.08%に達し、初めてIPv4を上回った。中央テレビニュースが伝えた。
IPv6はより多くのIPアドレスを提供できるインターネットプロトコルで、現在広く使用されているIPv4は40億以上のIPアドレスを提供できるが、インターネットの普及により、これらのIPアドレスは枯渇が迫っている。
中国情報通信研究院技術・標準研究所の曹薊光副所長は「IPv6はアドレスの長さを128ビットに拡大しており、将来の情報社会におけるアドレススペースのニーズを満たし、インターネットの未来の基盤となる。中国はIPv6を基礎とするインターネットの発展を加速させ、世界のインターネットと相互接続するとともに、新たなプラットフォームを基盤として、より独立した制御可能なイノベーションを実現する」と述べた。