中国衛星測位システム管理弁公室によると、北斗3号グローバル衛星測位システムは、稼働後も安定的で信頼性の高い動作を実現し、高機能の衛星測位サービスを持続的に提供している。高い精度やショートメールなどの特色あるサービス能力が十分検証されている。人民日報が伝えた。
統計によると、中国全土で790万台以上の商用車、4万7000隻以上の船舶、4万台以上の郵政宅配幹線車両が北斗システムを利用しており、各タイプの北斗端末約8000台が鉄道分野で応用・推進されている。北斗自動運転システムを搭載した農業機械は10万台(セット)を超え、深耕、田植え、播種、植物保護、収穫、茎の処理、乾燥などの各段階を網羅している。北斗ショートメール通信サービスによってダム2587カ所で水文モニタリングが行われており、変形地すべり地帯650カ所には北斗モニタリングステーションが設置されている。
中国の国産北斗高精度測位チップを搭載したシェア自転車の投入台数は500万台を突破し、450以上の都市を網羅している。北斗高精度車線レベルナビゲーション機能が8都市で試験的に実施されており、徐々に国内に普及している。北斗は国内ナビゲーションマップ分野で中心的な地位を占めており、あるナビゲーションマップでは、1日当たりの北斗衛星測位回数が3000億回を超えている。北斗ショートメール通信機能に対応する携帯電話も発表され、世界初の衛星直通スマートフォンとなった。