第133回中国輸出入商品交易会（広州交易会）が15日から、広東省広州市で始まった。過去最大規模となった今回、中国の出展企業は優れたハイテク製品やスマート製品を数多く出展している。中国新聞社が伝えた。
16日午前、広州卓遠仮想現実科技有限公司のブースでは、多数の海外からのバイヤーがゲーム機を体験していた。中国工業・情報化部（省）が発表した第3期「専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規性）小巨人企業（高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業）」の1つである同社は、今回の広州交易会でこれらの新作ゲーム機を展示した。同社で貿易・ニューメディア業務を担当する杜嘉威氏は「広州交易会のチャンスを捉えて、新製品を海外の取引先に紹介し、さらに多くの提携・受注につなげたい」と語った。
広東智意ロボット科技有限公司はロボット掃除機のフラッグシップモデル2機種に加え、人工知能（AI）情報処理システムを搭載した業務用ロボット掃除機を展示した。これは主に面積の広い公共空間に適しており、ユーザーの利便性も高めている。
国際貿易の新たなトレンドや市場の新たなニーズに対応すべく、今回の広州交易会は「産業オートメーションとスマート製造」「新エネルギーとICV」「マタニティ・ベビー・キッズ用品」という3つの新たな展示エリアと、「スマートライフ」「シルバーエコノミー」「検査・防護用品」という3つの新たな専門エリアを設けた。有人ドローンや輸送用ドローン、電気自動車、自動運転バスなども展示され、海外からの多くのバイヤーを惹きつけている。
今回初出展した開沃新エネルギー車集団は、バッテリー電気自動車（BEV）「SKYWELL620」の特別仕様車を展示した。黎明副総裁によると、2023年第1四半期（1～3月）におけるSKYWELLの海外販売台数が3000台を超えており、今年は広州交易会を活用して、欧州連合（EU）やロシア、中東などの市場をさらに開拓していく。