中国工業・情報化部(省)の趙志国チーフエンジニアは20日、国務院新聞弁公室が開いた記者会見で、2023年第1四半期(1~3月)におけるインターネットデータセンターやクラウドコンピューティング、モノのインターネット(IoT)などの新興業務の売上高が前年同期比24.5%増となり、業界発展の新たな原動力になりつつあると紹介した。光明日報が報じた。
3月末現在、中国の5G基地局は累計264万カ所で、1ギガビット級のインターネットを提供する能力を備えたポートの数は1793万個以上となっている。ユーザー数は、5Gモバイル電話が6億2000万ユーザー、ギガビット級光ファイバーが1億ユーザー以上、モバイルIoTが19億8400万ユーザーだった。
ここ数年、ネットワーク強国やデジタル中国といった戦略の実施に伴い、5G応用がすでに国民経済の52の大分類をカバーし、製造業の生産モデルや生産形態に大きな変化をもたらしている。「ギガビット級光ファイバー+5G」で構成されるネットワークの応用事例が5万件を超え、モバイルIoTがデジタル都市建設やスマート交通、モバイル決済などの分野で、大規模応用されている。
スマート医療の導入も加速しており、スマート教育の成果も現れ始めている。また、5Gと医療健康を組み合わせた応用テストプロジェクトではカバー率が80%以上となり、5Gのインタラクティブ型遠隔授業や職業実践研修といったシーンへの応用も深化し続けている。さらに、デジタル化農村建設も着実に推進されている。