2023年04月24日-04月28日
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中国、都市のPM2.5濃度が10年連続で低下

2023年04月27日

 中国の第14期全国人民代表大会常務委員会第2回会議が24日、北京で開かれた。国務院の委託を受け、生態環境部(省)の黄潤秋部長が2022年度環境状況・環境保護目標達成状況の報告を行った。黄氏によると、22年の中国全土の地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の都市における微小粒子状物質「PM2.5」の平均濃度は、前年比3.3%低下の1立方メートル当たり29マイクログラムだった。約10年連続で低下し、初めて30マイクログラムを下回った。科技日報が伝えた。

 22年は中国全土の74.6%の都市でPM2.5平均濃度が基準を満たし、前年より15都市増加した。うち、北京市のPM2.5平均濃度は1立方メートル当たり30マイクログラムに下がり、2年連続で大気質2級基準を満たした。主要汚染物質の濃度が安定的に基準を満たし、深刻な汚染日が著しく減少した。一方、北京・天津・河北及び周辺地区のPM2.5平均濃度は基準を25.7%上回り、汾渭平原も31.4%上回った。秋と冬の大気汚染が依然として深刻で、地域的に深刻な汚染が時々発生している。

 中国全土ではPM2.5、粗大粒子状物質(PM10)、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)、一酸化炭素(CO)、オゾン(O3)の6つの主要汚染物質の平均濃度が3年連続で基準を満たした。深刻な汚染日の割合は前年比0.4ポイント減の0.9%で、初めて1%を下回った。

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