中国海南省文昌市の文昌国際航天城管理局は25日、安徽省合肥市の深空(深宇宙)探査実験室との間で戦略的協力協定に調印し、文昌市に同実験室文昌基地を建設することで合意したと明らかにした。新華社が伝えた。
深宇宙探査実験室は中国国家航天局、安徽省、中国科学技術大学が共同で建設。深宇宙探査分野における重要プロジェクトとして、総合技術研究、新興学際的技術研究、宇宙科学ロードマップおよび総合研究、基礎的な先端科学技術研究を行い、技術成果の実用化を積極的に進める。
両機関は今後、海南自由貿易港政策と文昌市が持つ宇宙分野資源の優位性を十分活用し、深宇宙探査分野の重要科学技術イノベーション拠点を共同で構築。深宇宙探査の関連業務、国際交流・協力の推進を行い、ハイテク人材の集積を加速させ、大型キャリアロケットや月探査プロジェクト第4期、惑星探査プロジェクトなど重要任務の実施に貢献し、中国の宇宙強国戦略を支援する。