スイスのジュネーブで5日間にわたり開かれた第48回ジュネーブ国際発明展が4月30日、閉幕した。中国のチームが出展した165件の発明が大きな注目を集め、うち55件が金賞を受賞した。新華社が伝えた。
発明展では約40近くの国・地域の出展者が約1000件の発明を展示。中国の小学生、馮佳澍さん(11)は今回最年少の発明家となり、作品「スマート鳥の巣」が金賞を受賞した。評価委員会のダビッド・タジ委員長は特別に祝意を表した。
中国石油化工集団は5件の発明を出展し、4件が金賞、1件が銅賞を受賞した。中国電力科学研究院は7件を出展し、4件が金賞、2件が銀賞、1件が銅賞となった。うち、金賞を受賞した変電所電気設備緩衝装置はすでにフィリピンやチリ、インドネシアなどの国で応用されている。
北京工業大学環境保護自動化チームが開発した都市汚水処理プロセス出水水質スマート検査技術が金賞、都市汚水処理プロセススマート最適化制御技術が銀賞をそれぞれ受賞した。
1973年に創設されたジュネーブ国際発明展は、世界で歴史が最も長く、規模が最も大きい発明展の一つ。第48回は2020年の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で予定通りに開催できなかった。21年と22年にはオンライン展示と評価イベントが行われた。
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