2023年05月08日-05月12日
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直径26ミリ超! 中国産巨大ブルーベリーが収穫期迎える

2023年05月12日

 中国広東省仏山市南海区の智源施設ブルーベリー栽培園では、収穫期を迎えたブルーベリーが大きく実り、従業員が作業に追われている。同園のブルーベリーは直径が通常の2~3倍とサイズが大きく、中ぶり~大ぶりのものは18~25ミリ、超大ぶりのものは26ミリ以上になる。大きさだけでなく販売時期の早さも特徴的で、通常は4~9月に市場に出回るのに対し、同園のものは1月から市場に出回っている。科技日報が伝えた。

 同園のブルーベリーはなぜ成長が早く、大型なのだろうか。ここでは華南農業大学園芸学院の陳日遠教授チームの研究成果を活用し、鉄骨ハウスや水・肥料一体型全自動灌漑システムなどの現代的栽培技術を採用し、1株ごとの成長段階に合わせ、必要な栄養分を正確に管理している。

 大型のブルーベリーは市場の評判が高く、品薄になっている。現在、このブルーベリー技術を使った生産拠点が15カ所設立され、累計栽培面積は167ヘクタールを上回っている。経済・社会的に高い効果が得られ、栽培面積が拡大し続けている。

 陳氏のチームは華南地域の独特な温熱条件を利用し、大型ハウス基質栽培の生産方式を革新し、8年かけて適応品種選別や樹形培養剪定、開花・着果促進、品質管理、病虫害総合対策などの重要技術を確立し、最終的に南方地域の気候に適した「南高シリーズ大型ブルーベリー」品種を選定した。その結果、安定生産期に入るのが早く、生産量が多く、高品質という、従来のブルーベリーの限界を大きく打ち破るブルーベリーが誕生した。

 陳氏のチームは当初より産業化に特に注目し、関係企業と各種協力を実施。製品・技術の特許をすでに10件以上出願しており、チームと企業が共有している。

 栽培、収穫、レベル分け、加工、保管、輸送、販売...。チームは「南高シリーズ大型ブルーベリー」という新品種で、生産・管理の新たなスタイルを構築している。

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