中国湖北省武漢市で11日、懸垂式モノレール「光谷光子号」の試運転が始まった。「空を走る自分を地上の風景が追いかけてくる」という夢のような体験が味わえる。科技日報が伝えた。
懸垂式モノレールは中・低輸送量で環境にやさしく、グリーン低炭素の新型都市交通手段といえる。地上ではなく高所を走行するため、必要とする土地の面積が少なく、建設コストが低く、回転半径が小さいなどの特徴がある。
光谷交通公司で設備システムディレクターを務める王安軍氏は「光谷光子号は最高運行時速60キロ、全線の所要時間は約30分となる。当面は2両編成で運転し、最大220人余りが乗車できる。また、2~6両で柔軟に編成できるため、さまざまな旅客輸送ニーズにも対応できる」と説明した。
中鉄十一局集団で光谷光子号プロジェクトマネージャーを担当する銭康氏によると、第1期工事は総延長約10.5キロで、6駅が設けられる。駅ごとに異なる風景が見られ、周辺の自然に融け込んだデザインとなっている。
