中国国務院新聞弁公室が15日に開いた「2023中関村フォーラム」に関する記者会見で、2022年に北京市では1日当たり293社のテック企業が新設されたことが明らかになった。平均すると5分以内に1社が誕生したことになり、2012年の3.8倍となった。
中国で最も活力あふれるイノベーション先進地として、中関村はここ数年、改革の「試験場」の役割を十分に果たし、「科学技術成果の使用料金後払い」など一連の先駆的試行改革を実施。イノベーションの活力を大いに喚起している。22年、北京市の1万人当たりの特許保有件数は218件で、2012年の6.5倍となった。技術取引契約成約額は7947億5000万元（1元＝約20円）で、12年の3.2倍だった。
北京市の留学帰国者数や外国籍従業員数は過去10年間で年平均12％の伸びを示した。22年の北京市における世界「高被引用科学者」は延べ339人で、世界全体の4.7％を占めた。ユニコーン企業数は102社で、世界の都市で上位にランクインした。