中国北京市でこのほど開かれた2023中関村フォーラムでは、人工知能(AI)が間違いなく最もホットなキーワードとなった。自動運転からスマートウェアラブル、量子計算、5G通信、カーボンニュートラルに至るまで、数多くの先端テクノロジーにはAI技術のサポートが不可欠だ。中国青年報が伝えた。
AIが生活の各方面に融合する中、AIを搭載したデバイスも小型化に向かっている。2023中関村フォーラムで展示された双眼光導波路ARスマートグラス「亮亮聴語者知能眼鏡」は、装着すると仮想世界に没入する。ARグラスは視界を遮らず、現実世界と仮想世界を融合させることで、現実世界ではできない機能を実現する。
このグラスには同時翻訳機能もあり、異なる国の言語を同時に漢字または他の言語に変換・表示。国際的な言語交流環境で利用者の理解をサポートする。本体の重さは79グラムしかなく軽くてコンパクトで、現在市販されている200~300グラムのARグラスと比べて、長時間の使用に適している。また近視、遠視、乱視、老眼などに合わせたレンズも作ることができる。グラスの外側は光が漏れないためプライバシーを守ることができ、コンテンツも自分にしか見えない。このグラスはさらにミリ秒級のリアルタイム字幕とノイズ低減アルゴリズムを搭載しており、5メートル以内の音声を正確に収音する。翻訳の正確率は最大95%以上で、量産も可能となっている。