中国の済南量子技術研究院は1日、初の量子情報技術分野の国家標準「量子計算 専門用語と定義」が国家市場監督管理総局(国家標準化管理委員会)から承認され、このほど発表されたと明らかにした。今年12月1日より施行する。同標準は全国量子計算・測量標準化技術委員会が初めて承認、発表した国家標準で、量子計算の共通基礎、ハードウェア、ソフトウェア、応用に関する専門用語と定義を規範化し、量子計算分野関連の科学研究報告書の作成、標準制定、技術文書作成などの作業に規範的な指導を提供する。科技日報が伝えた。
済南量子技術研究院は中国で最も早く設立された量子分野の専門研究機関で、量子情報技術分野の標準化活動を実施してきた。同研究院は2019年、中国初の量子情報技術分野の標準化委員会である全国量子計算・測量分野標準化技術委員会を設立し、事務局の作業を引き受けた。同委員会はすでに専門用語の定義、光周波数コム、乱数発生器などの分野における標準研究・制定作業を行っており、国家標準8件を研究し、国家標準1件を発表している。