国際エネルギー機関(IEA)は1日、化石燃料価格の高騰とエネルギー安全保障問題が太陽光エネルギーと風力システムの展開を推進しており、再生可能エネルギーの生産能力が今年、記録的な増加数になると明らかにした。科技日報が伝えた。
IEAは業界に関する最新報告で「世界の再生可能エネルギーの発電能力は今年、440ギガワット(GW)以上増加する見込みだ」とした。そして「来年の世界の再生可能エネルギー総生産量が、中国と米国の総発電量に相当する4500GWまで急増する」と補足した。
中国は業界の成長駆動力としての地位を固め、今年と来年の世界の再生可能エネルギー生産能力増加分の55%を占める見込みとなっている。
IEAによると、太陽光発電の新規増加が今年の発電増加量全体の3分の2を占める。太陽光発電所の増加が進み、より高い電気料金が「経済的により魅力的な」小型屋根システムの増加を推進している。