中国江蘇省連雲港市で14日、中国が独自の知的財産権を持つ長さ123mの洋上風力発電ブレードが、設置前テストを完了し、福建省平潭沖の洋上風力発電所への移送を開始した。科技日報が伝えた。
16メガワット(MW)洋上風力発電機のブレードは1枚の長さが123mで、その上に成人300人が並ぶことができる。ブレードの直径は252mで、中国の国産旅客機「C919」6機分の長さに相当。受風面積はサッカーコート7面分に当たる。
金風科技超長風力発電ブレード構造エンジニアの袁淵氏は「16MW風力発電ブレード内部の主桁構造は初めて炭素繊維材料を採用し、20%の軽量化を達成。積層や流し込み、型締めなど5つの工程と数百の小工程を経て現在の姿になった。ブレードの96%以上の材料が国産化されており、技術工程の面では完全な知的財産権を持ち、中国の風力発電技術が国際市場に進出する基盤をしっかり固めた」と説明した。