2023年06月12日-06月16日
トップ  > 科学技術ニュース>  2023年06月12日-06月16日 >  京東昆山スマート産業パーク、100億個目の荷物を出荷

京東昆山スマート産業パーク、100億個目の荷物を出荷

2023年06月16日

 中国江蘇省昆山市にある京東物流の昆山アジア1号スマート産業パーク第2期自動仕分けセンターで14日、「アジア1号」プロジェクト100億個目の荷物が出荷された。中国江蘇網が伝えた。

 京東物流は2017年、昆山市で初の全自動仕分けセンターを稼働した。今回新たに稼働した昆山アジア1号第2期は第1期に隣接して建設されたもので、倉庫保管や仕分け、移送などの機能を一体化させている。完成後の昆山アジア1号パーク全体の面積は、50万平方メートルを超え(サッカーコート70面分に相当)、世界最大規模の倉庫保管・仕分け一体型スマート物流パークとなった。

 自動仕分けセンターには80本以上の自動仕分けラインと1万台のスマート仕分けロボットがあり、仕分けの正確度は99.99%に達する。京東のショッピングイベント「618」期間中、仕分けセンターは24時間連続で作動し、1日平均450万個以上の荷物を仕分けることができ、効率が5倍以上向上する。

 昆山アジア1号第2期は、倉庫保管にAMR(自律走行搬送ロボット)やケースピッキングロボットなどのスマートハードウェア設備を導入。服飾倉庫では京東物流が独自開発した自動倉庫保管生産・管理システムを採用し、従来の人手による作業を全自動化した。作業員の移動距離を大幅に短縮し、効率を3倍以上高めている。

 昆山アジア1号第2期では、江蘇省や浙江省、上海市、安徽省などの華東地域向けの自社受注荷物の93%以上を当日または翌日に配達できるようになっており、2億人の「送料無料エリア」の物流サービスをさらに向上させている。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます