中国中車傘下の中車大同電力機車は16日、中国中車初の水素動力機関車「寧東号」がこのほどラインオフしたと明らかにした。水素燃料電池の出力がトップクラスの水素動力機関車で、中国で初めて内燃機関車を改造して作られた水素動力機関車になる。科技日報が伝えた。
「寧東号」はプラットフォーム化・モジュール化設計を採用。燃料電池システムの出力は800キロワット(kW)に上り、動力システムのモジュール化配置により2000kW以下の異なる出力の需要を満たす。また、水素動力機関車の動力電池システムは、チタン酸リチウムやリン酸鉄リチウムなどの電池と互換性を持ち、作業環境やユーザーの需要に合わせて柔軟に配置できる。