中国四川省宜賓市で26日、中国鉄建鉄四院が設計した宜賓スマートトラム快速輸送システムT4線が開業前の試運転を行った。
T4線は宜賓市の臨港新区(臨港経済技術開発区)や羅竜工業区、南渓区などを結ぶ中国で最も長いスマートトラム路線で、全長46.69キロ、設計時速70キロで、計22の駅が設けられる。
全線でレールは敷設されず、道路上に標識が描かれ、自動レール追跡技術を利用して、定められたバーチャルレールの上を車両が走るようになっている。路線は通行権の半共有方式が採用され、電車が交差点にさしかかると、地磁気感応調整信号を通じて信号が切り替わり、車両の通行が保証される。車両には急速充電型動力電池による電力供給方式が採用され、架線は設置されず、駅にある充電レールを利用して充電が行われる。