単体では世界最大規模となる「塩田・太陽光相互補完」プロジェクト、華電天津海晶100万キロボルト(kV)「塩田・太陽光相互補完」発電所が8日、系統接続し発電を開始した。華北地域の電力供給保証能力を強化するとともに、太陽光発電、水面におけるにがり生産、水中養殖の複合型産業モデルを作り出した。中央テレビニュースが伝えた。
塩田にソーラーパネルを設置し、発電、塩の天日干し、水産物の養殖を同時に行う。他の太陽光発電所と最も大きく異なるのは、ソーラーパネルの設置間隔が2倍以上の14メートルになっている点だ。これはソーラーパネルが水面を覆うことで、塩業生産に与える影響を最小限にしており、ソーラーパネルの傾斜角は17度に設定されている。
ソーラーパネルは両面で発電可能。表側で太陽光を直接吸収して電気エネルギーの変換を行うほか、裏側でも水面が反射する太陽光を吸収することができる。これだけでも発電効率が5~7%高まることになる。