中国汽車動力電池産業イノベーション連盟によると、中国の2023年上半期(1~6月)の動力電池累計生産量は前年同期比36.8%増の293.6ギガワット時(GWh)、累計車両搭載量は38.1%増の152.1GWh、累計輸出量は56.7GWhだった。人民日報が伝えた。
今年1~5月の世界の車載量トップ10企業のうち、中国の動力電池企業が6社を占め、産業の競争力が持続的に向上した。
中国企業が主導するリン酸鉄リチウム電池は、コストと安全性の優位性が日増しに目立っている。今年上半期のリン酸鉄リチウム電池の累計生産量は193.5GWhで、生産量全体の65.9%を占めた。
中国は世界でも産業チェーンが整備され、大規模な動力電池産業体制を構築した。動力電池の回収利用や多段階利用、材料再生などの産業チェーンが持続的に拡大しており、これまで建設された動力電池回収サービス営業所は1万165カ所となっている。