中国科学技術部(省)は、国家次世代人工知能(AI)公共計算能力オープンイノベーションプラットフォームの承認に関する通知を出した。国家スパコン成都センターが承認され、国家次世代AI公共計算能力の建設を推進するオープンイノベーションプラットフォームの一つになった。科技日報が伝えた。
「国家次世代AI発展計画」を実施するため、科学技術部は昨年、国家次世代AI公共計算力オープンイノベーションプラットフォームの申請を開始。今回は国家スパコン成都センターなど16のプラットフォームによる国家次世代AI公共計算能力オープンイノベーションプラットフォームの建設が承認された。
国家スパコン成都センターの関係者は「当センターはAI技術インキュベーション実験場を建設し、多様化した製品エコシステムを構築し、『ChipSum』の基本性能の移植可能なフレームワークと、AI基礎演算子バンクを独自に開発した。また、百度と共同で国産タンパク質構造予測モデル『Helixfold』を研究開発し、AI分子ドッキング研究に用いる超大規模タンパク質分子ドッキングデータ集を間もなく発表する。成都暁多科技とは、ECスマートカスタマーサービス業界基盤モデル『XPT』を発表した。さらに国家スパコン成都センターはスマート蓉城AIプラットフォームの建設に参加し、スマート蓉城のAI応用に計算能力のサポートを提供する」と説明した。
関係者によると、同センターはすでに1000以上のユーザーと協力関係を結んでおり、ユーザーに対して、多様化した計算能力資源、ソフトウェア開発・適合、人材共同育成、科学研究プロジェクト共同研究開発、計算産業インキュベーション・推進などのサービスを提供。基礎科学、AI、都市ガバナンスなど30以上の分野をカバーし、累計4100万件以上の作業を実行した。