三峡集団によると、中国の福建洋上風力発電所で世界初の16メガワット(MW)超大容量洋上風力発電機が19日、系統接続を行い、発電を開始した。これは中国の大容量洋上風力発電機の研究開発・製造および運営能力が新たな段階に入ったことを示している。人民網が伝えた。
三峡能源の呂鵬遠副総経理は「今回系統接続したのは世界初の16MW商用化モデル応用発電機で、メインベアリングやブレード、ローラーチェーンなどが進化しており、国産化率とデジタル化の程度が高いという特徴を持つ。同発電機は商業運転しつつ各設計性能を検証し、今後の16MW洋上風力発電機の量産化に向けた技術的サポートを提供する」と述べた。
統計によると、現在、世界市場の6割近くの風力発電設備が中国製だ。2022年末現在、世界の洋上風力発電設備容量は累計57.6ギガワット(GW)で、うち中国の発電設備容量は累計30.51GWに達し、世界市場の53%を占めている。中国の風力発電設備は輸出が急増し、49カ国・地域に広がっている。