2023年07月24日-07月31日
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中国の太陽光発電設備容量、上半期は累計4億7000万kW

2023年07月25日

 中国青海省西寧市で22日、「第24回中国・青海グリーン発展投資貿易商談会が行われた。中国国家エネルギー局新エネルギー・再生可能エネルギー司の李創軍司長はフォーラムのあいさつで、「中国の新規太陽光発電設備容量は10年連続で、新規発電設備容量は8年連続で世界一となっている。今年上半期(1~6月)の累計設備容量は4億7000万キロワット(kW)以上で、国内で設備容量規模が2番目の電源になった」と述べた。中国新聞網が伝えた。

 中国太陽光発電業界協会の王世江秘書長は「2023年上半期の新規太陽光発電設備容量は前年同期比154%増加した」と紹介した。

 中国国家エネルギー局のデータによると、6月末現在の中国の累計発電設備容量は前年同期比10.8%増の約27億1000万kWで、うち太陽光が39.8%増の約4億7000万kW、風力が13.7%増の約3億9000万kWとなっている。太陽光発電は中国で、設備容量が石炭火力発電に次ぐ第2の電源になっている。

 李氏は「中国の太陽光発電量が持続的に増加し、消費・利用が全体的に高い水準を保っている。上半期の全国の太陽光発電量は前年同期比約30%増の2600億キロワット時(kWh)以上で、平均利用率は98%に達した。技術水準が持続的に向上し、業界の持続的なコスト削減と効果の向上を推進している。産業の各部分、特にシリコン材料の部分の生産能力が十分に引き出され、太陽光発電の開発・建設コストが持続的に低下し、太陽光発電業界の大規模で質の高い飛躍的な発展のためにプラス条件を作り出している」と述べた。

(写真は青海省海南チベット族自治州にある塔拉灘太陽光発電パーク)

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