中国は23日、太原衛星発射センターからキャリアロケット「長征2号D」を使い、「銀河航天霊犀03星」の打ち上げに成功した。衛星は予定の軌道に入り、打ち上げは無事成功した。科技日報が伝えた。
同衛星は中国で初めてフレキシブル太陽電池パドルを採用。パドルは非常に薄く、1層の厚さがわずか1ミリほどで、古代の「上奏文」のように折りたたむことができる。衛星がフェアリング内にある時は折りたたまれた状態になるが、本体の厚さは5センチ弱しかない。衛星が軌道上で活動する際に太陽電池パドルが開くと、長さ約9メートル、幅2.5メートル以上となる。フレキシブル太陽電池パドルは包絡域が小さく、軽量・モジュール化などの特徴があり、収納しやすく、同じ質量でも面積が広く、より多くの太陽エネルギーが吸収できるため、衛星の大量打ち上げに適しており、衛星インターネットの構築にとって重要な意義がある。