中国のFAST運営・発展センターは25日、「中国天眼」と呼ばれる500メートル球面電波望遠鏡(FAST)がこれまでに800個以上のパルサーを新たに発見したと明らかにした。新華社が伝えた。
「中国天眼」は2016年9月25日に完成。20年1月11日に国の検収に合格し、運営を開始した。世界最大規模で感度が最も高い単一口径の電波望遠鏡となっている。
現在、「中国天眼」は次々と成果を生み出しており、今年に入り、公転周期がわずか53分のパルサー連星系の発見や、ナノヘルツ重力波の存在に関する重要な証拠の発見など、複数の重要成果を発表している。これにより、中国は低周波電波天文学の分野で、国際的なリーダーシップを維持し続けている。
