中国海洋石油集団によると、中国が独自開発した海底地震探査・収集設備「海脈」が27日、渤海海域で稼働した。同設備は高感度検出器や超低騒音収集回路などの技術課題を克服。1万メートルの地層で蚊の飛行音の150分の1に相当する地震波信号をキャッチし、高精細な油ガス埋蔵データ情報を生成できる。中央テレビニュースが伝えた。
作業過程において、作業員は設計要件に基づき、おびただしい数の「海脈」ノードを専門的な投入・回収設備を用いて海底の指定位置に設置し、海底をカバーする巨大な情報収集ネットワークを形成した。各ノードは、海底の地層から反射される地震波信号を受信し、データの形で保存・記録する。作業完了後にはこれらを回収し、収集したデータ情報のダウンロードと分析を実施。地震断面図に処理することで、地層の正確な「脈診」を実現する。