中国で初めて設計最高時速が350キロに達した高速鉄道である京津(北京-天津)都市間鉄道が1日、開業15周年を迎えた。
2008年8月1日、同鉄道が開通し、北京と天津の2大都市を結ぶスピーディーで快適な鉄道が誕生した。北京市・天津市・河北省の協同発展戦略が打ち出されると、同鉄道は天津市浜海新区の于家堡駅(その後「浜海駅」に改称)まで延伸され、北京から浜海まで最短1時間で行けるようになった。乗客数の増加に伴い、同鉄道の運転間隔は最短で15分から3分に縮まった。中国鉄路北京局集団の統計によると、15年間に同鉄道が輸送した旅客は累計延べ3億4000万人に達する。
京津都市間鉄道の変化は中国の高速鉄道の発展の縮図といえる。22年6月末時点で、中国の時速350キロ以上の高速鉄道は総延長が約3200キロになった。22年末時点で、高速鉄道の営業キロは4万2000キロに達し、世界一となった。
高速鉄道は中国の独自開発の典型的な成功例だ。長年にわたる科学研究とプロジェクト実践を経て、中国は高速鉄道技術体制を構築した。高速列車「復興号」は世界に追いつき、追い越すための重要な一歩を踏み出した。高速鉄道網の形成は「中国の高速鉄道」というブランドを構築した。
