中国海南昌江原発の大型設備埠頭に7月26日、「玲竜1号」一体化原子炉コアモジュール「玲竜之心」が到着した。このほど、順調に海南原発の建設現場に到着した。人民網が伝えた。
「玲竜1号」は中国が独自開発した商用小型原子炉。そのコアモジュールである原子炉圧力容器は「玲竜之心」とも呼ばれ、圧力容器、蒸発器、メインポンプ継手が集積しており、製造の難易度が最も高く、最も代表的な原発中心設備となる。
「玲竜之心」は構造が複雑で、従来の水平輸送では関連する技術的要求を満たせないため、今回の圧力容器輸送では垂直輸送方式を採用。設置時の状態で海南昌江原発大型設備埠頭に輸送することにより、設置の安全と時間のコストを大幅に削減した。
海南原発の関係者は、「『玲竜1号』の発電出力は12万5000キロワット(kW)で、完成後の年間発電量は10億キロワット時(kWh)に達する。約52万6000世帯の生活需要を満たし、海南省の国家エコ文明試験区の建設に向けて、クリーンエネルギーの支援を提供する」と説明した。