2023年08月07日-08月11日
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ヒマラヤにある中国最高標高の風力発電所が系統接続

2023年08月07日

 三峡集団は3日、中国で標高が最も高い風力発電所であるチベット措美哲古風力発電所で、単体容量3.6メガワット(MW)の風力発電機5基が系統接続したと明らかにした。科技日報が伝えた。

 同発電所はヒマラヤ山脈北麓のチベット自治区山南市措美県哲古鎮に位置する。風力発電機は標高5000~5200メートルに設置され、総発電設備容量は72.6MW。同発電所は同自治区初の超高標高風力発電開発技術研究・科学技術モデルプロジェクトで、チベットのメイン電力網に接続した初の風力発電プロジェクトとなる。

 三峡集団は2020年より、「拠点化・規模化・集中化」に基づき、同発電所の建設を進めてきた。全面的な完成後の年間送電量は2億キロワット時(kWh)を超え、標準炭消費量を年間6万トン以上、二酸化炭素排出量を約17万3000トン、二酸化硫黄排出量を20トン以上削減する。

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