中国湖南省長沙市で9月15、16両日、2023世界計算大会が行われることになった。今大会は「計算産業の新たな変革」をテーマに、開幕式兼開幕フォーラム、テーマイベント、コンテスト展、テーマ展が開かれる。湖南日報が伝えた。
湖南省工業・情報化庁の責任者は「大会の各種準備作業が順調に進んでいる。中国内外の院士(アカデミー会員)・専門家や著名経営者など100人余りの来賓の出席が決まっている。大会期間中にはヘテロ接合計算や脳型計算など複数の最新成果と年間『十大画期的技術』を発表する。バーチャル司会者を導入し、ホログラム、スパコン、人工知能、5G、ライブ配信などの技術を駆使し、オールメディア・全プロセスで大会の状況を伝える」と説明した。
同省は中国独自の計算産業発展地域で、長沙市の安全計算システム産業クラスターが2022年11月、国家先進製造業クラスターに選ばれた。長沙市はまた、OS、中核半導体、完成機端末などのコンピューター基礎ソフト・ハードウェアの独自設計・生産ができる中国唯一の都市となっている。省全体の22年の計算産業規模は2500億元(1元=約20円)を超えており、牽引するデジタル経済規模は1兆5000億元を突破した。CPU/GPUなどの汎用半導体と銀河麒麟OSが、国内の同類市場でトップシェアとなっている。