中国煤炭科工集団は7日、中国煤科上海研究院が開発した最小採掘高さ1.3メートルの薄炭層採炭機がこのほど、国家エネルギー集団神東煤炭公司石圪台炭鉱で導入され、最低1.3メートル炭層で年産260万トンの世界記録を更新した。科技日報が伝えた。
同シリーズ採炭機の生産能力は同等の作業条件下で、世界の採炭機の3倍に達する。
同研究院天地採掘採炭機械研究所の李慶亮副所長は「中国の薄炭層石炭資源は埋蔵量が多く、石炭全体の埋蔵量の約20%を占め、3500億トンに達している。しかし薄炭層の作業場所は条件が悪く、採掘の難易度が高く、経済効果が低い。薄炭層の採掘量は現在、総生産量のわずか7%だ。採掘しやすい中厚炭層が減少し続けており、薄炭層の採掘が石炭業界の当面の急務になっている」と語った。
中国煤科上海研究院が初めて開発した最小採掘高さが1.3メートルの薄炭層採炭機は、牽引速度が1分当たり20メートル、年間生産量は300万トンとなっている。