渤海初の1000億立方メートル級大型ガス田「渤中19-6」コンデンセート田第1期プロジェクトの海上プラットフォームが9日、海油工程天津スマート化製造拠点で竣工した。年内の稼働を目指す。
渤海中部に位置する「渤中19-6」は、中国東部初の1000億立方メートル級コンデンセート田となる。これまで確認された天然ガスの地質的埋蔵量は2000億立方メートルを超え、コンデンセートの地質的埋蔵量は2億立方メートルを上回る。
中国海洋石油集団(中国海油)天津分公司工程建設センターのプロジェクト責任者である万文濤氏は、「ガス田の採掘効率を効果的に高めるため、プロジェクトは高圧循環ガス注入開発プランを採用した。ガス注入圧力は53メガパスカル(MPa)に達し、中国の海上プラットフォームの最大値を更新した。ガス田中心プラットフォームは複数の天然ガスおよびコンデンセート処理装置を搭載。中国海油が独自設計した天然ガスディープ脱水装置が含まれ、技術水準が世界トップレベルに達している」と説明した。
