中国国家航天局によると、9日に太原衛星発射センターで、キャリアロケット「長征2号C遥46」を使って「環境減災2号06星」が打ち上げられた。衛星は予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。人民網が伝えた。
環境減災2号06星は「国家民生宇宙インフラ中長期発展計画(2015~25年)」のリモートセンシング業務衛星で、Sバンド合成開口レーダーサブシステムや緊急データ処理サブシステムなどのペイロードを搭載している。Sバンド合成開口レーダーは雲や雨などの干渉を受けないため、天候の影響を受けやすい光学衛星の短所を効果的に補うことができる。緊急データ処理サブシステムは衛星のリアルタイムイメージング、ホットなエリアの情報抽出・事前処理により、突発的な環境事件における衛星リモートセンシングデータ保証能力と緊急反応能力を大幅に高める。同衛星は減災・環境関連分野の業務化応用に基本的なデータ保証を提供するとともに、国土資源、利水・治水、農業、林業などの業界にも寄与する。
