2023年08月14日-08月18日
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長江のカスケード式発電所、1日当たりの発電量が10億kWh以上に

2023年08月16日

 中国の三峡集団によると、長江本流にあるカスケード式水力発電所6カ所(烏東徳、白鶴灘、渓洛渡、向家壩、三峡、葛洲壩)でこのほど、1日当たりの発電量が今年初めて10億キロワット時(kWh)を上回った。これは標準炭消費量約30万トン、二酸化炭素排出量約80万トンの削減に相当し、約105万人の年間電力需要を満たす。新華社が伝えた。

 夏の暑さの影響を受け、カスケード式発電所の電力供給エリアでは電力消費量が大幅に増加している。三峡集団長江電力は夏のエネルギー供給保証の責任を担い、長江流域の降水状況を緊密に注視し、電力供給エリアに対して安全で安定的なクリーン電力を提供している。8日現在、カスケード式発電所では発電機97基が稼働し、最大出力は5600万キロワット(kW)を上回っている。

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