中国上海市の上海海昌海洋公園で11日、園内自動運転観光バスの試運転が始まった。新華網が伝えた。
自動運転マイクロバスの車内は広々としており、運転席やハンドルはなく、安全オペレーターが乗車する。ドアの裏側のボタンを押すとドアが自動で閉まり、大型ディスプレイには走行ルートや車外の温度、バスの電池残量が表示される。乗客が席に座るとバスはゆっくり動き出し、バス停に着くとドアが自動で開き、音声案内で下車を促す。
上海海昌海洋公園は上海市のデジタル風景区第1弾(21カ所)に選ばれている。園内では自動運転車や販売車が観光サービスを提供しており、園内の人の流れに応じて、監視センターが自動販売車を遠隔操作する。公園を散策しながら自動運転車に乗り、リアルなハイテクを体験することも可能となる。公園へのアクセスでは、政府が提供する自動運転路線バスと自動運転タクシーを活用し、地下鉄駅から園内までの走行ルートを共同で計画。観光客の移動ニーズを満たすようにしている。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。