中国で初めての「全国生態の日」を迎えた15日、中国国土勘測規画院が作成した「中国生態保護レッドライン青書(2023年)」が発表された。中国で同青書が発表されるのは今回が初めてで、生態保護レッドラインの制定における歴史的プロセスや方法、成果、実践例を体系的にまとめ、レッドラインの監督管理強化と制度改善に関するアイデアと提案を打ち出した。人民網が伝えた。
生態保護レッドラインはエコ文明建設の代表的な成果であり、重要な制度的イノベーションである。自然資源部(省)は「全国国土空間規画綱要(2021~35年)」の作成と結びつけ、生態環境部や国家林業草原局などと共同で、全国陸海生態保護レッドラインを初めて制定した。
今回計画、制定された生態保護レッドラインの面積は合計約319万平方キロで、うち陸域が約304万平方キロ(中国の陸域国土面積の30%以上)、海洋が約15万平方キロとなっている。生態保護レッドラインの制定により、重要な自然生態系や独特な自然景観、優れた自然遺産、豊かな生物多様性エリアを完全に保護し、将来の世代に貴重な自然遺産と美しい自然環境を残していく。
