中国上海市で15日、「上海新型エネルギー貯蔵産業発展白書」と「上海拡張現実（AR）産業発展白書」がそれぞれ発表された。人民日報が伝えた。
両白書は上海市経済・情報化委員会の指導を受け、上海中創産業創新研究院が緯景儲能科技有限公司などの新型エネルギー貯蔵専門委員会の会員機関と共同で作成した。
「上海新型エネルギー貯蔵産業発展白書」によると、同市は人材や技術、資本、ソフトウェアなどで総合的優位性があり、エネルギー貯蔵産業の発展を支援している。市内の新型エネルギー貯蔵企業は現在、機械エネルギー貯蔵や電気化学エネルギー貯蔵、水素エネルギー貯蔵など、さまざまな技術ロードマップを網羅している。「上海AR産業発展白書」によると、同市はARのハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ生成、プラットフォームサポートの優位性が際立っており、光学モジュールやイメージセンサー、マイクロディスプレイなどのハードウェア分野の優位性が突出している。
両白書は、エネルギーとスマートという2つの分野にある、セグメントされた業界に焦点を当て、概念の中身や技術ロードマップ、産業チェーンについて説明するとともに、これらの分野における上海の発展の優位性や特色、主な進展を分析し、産業の発展が直面しているボトルネックについての対策と提案を打ち出した。