2023年08月21日-08月25日
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湖南省の発電所建設現場で可変直径斜坑掘進機が稼働

2023年08月22日

 中国湖南省岳陽市平江県福寿山鎮の湖南平江揚水発電所の建設現場で15日、中国が独自開発した可変直径斜坑掘進機「天岳号」が稼働した。同設備は50度の急勾配の連続的な登坂や6.53~8メートルの可変直径掘削が可能で、超高水頭・超急勾配2級斜坑水力発電所の導水トンネル全断面機械化施工の空白を埋める。人民網が伝えた。

「天岳号」は全長87メートル、総重量約900トン。滑り止め防止技術や人員安全保護、TBM可変直径、急勾配斜坑輸送など複数の重要技術を開発し、8件の技術的難題を解決した。出滓(しゅっさい)や保守点検など10件の革新的試験を行い、設備の安全性と信頼性を大幅に高めた。

 同発電所は、中国の第14次五カ年計画(2021~25年)における重要エネルギープロジェクトとなっている。総投資額88億元(1元=約20円)、総発電設備容量140万キロワット(kW)で、35万kWの揚水発電機が4基設置される。設計年間発電量は10億900万キロワット時(kWh)で、2025年末に1基目が稼働する予定となっている。

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