2023年08月21日-08月25日
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中国国家発展改革委員会など、廃棄された風力・太陽光発電設備のリサイクルを促進

2023年08月23日

 中国の国家発展・改革委員会(国家発改委)や国家エネルギー局、工業・情報化部(省)など6部門は17日、「廃棄された風力・太陽光発電設備のリサイクル促進に関する指導意見」を発表した。これらの設備のリサイクルを体系的に指示した政策文書の制定は、中国で初めてとなる。科技日報が伝えた。

 国家発改委の関係者は文書発表の背景について、「中国の新エネルギー産業がここ数年、急速に発展している。風力発電や太陽光発電などの新エネルギー設備が大量に利用され、設備容量が世界トップを維持している。産業の高度化の加速と設備の更新に伴い、新エネルギー設備はやがて、大量廃棄の問題に直面することになる」と説明した。

 指導意見では「廃棄された風力・太陽光発電設備の細分化分解およびハイレベルのリサイクルをリサイクル企業が行い、風力発電機の土台やタワー、ブレード、ナセル、発電機、ギアボックス、電気制御盤などの部品と、太陽光発電モジュールのラミネーター、フレーム、接続盤などの部品に重点的に焦点を当て、ハイレベルのリサイクルを行うよう奨励する」と打ち出した。

 さらに「技術開発を強化し、これらの設備のリサイクル技術の研究開発を国家重点研究開発計画の関連重点特別プロジェクトに組み入れる。風力・太陽光発電設備の残存寿命評価技術を開発し、設備寿命評価方法の学問的・技術的体制を構築し、設備や重要部品の延長利用と多段階利用を推進する。太陽光モジュールの高純度分離や希少金属の回収・抽出、複合材料の回収・利用、再生資源の高価値利用、風力発電設備部品の再製造などの研究開発を行い、コア技術・装備のブレイクスルーを実現し、材料の回収方法を研究・構築する。太陽光モジュール回収など産業技術基盤の公共サービスプラットフォームの建設を急ぐ」と強調した。

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