中国の三峡集団は19日、青海省の超高標高(標高3500~5500メートル)地域に位置するゴルムド(格爾木)南山口揚水発電所が着工したと明らかにした。中央テレビ網が伝えた。
同発電所は青海省の砂漠地帯で初めて着工した揚水発電プロジェクト。発電設備容量240万キロワット(kW)で、30万kWの揚水発電ユニット8基が設置される。上水ダムの標高は3700メートルで、世界の高標高地域で計画されている揚水発電所の中で、発電設備容量と調節ダム容量が最も大きい。
発電所は2028年に一部ユニットを稼働し、30年にフル稼働する計画となっている。稼働後は新エネルギー発電量を毎年148億キロワット時(kWh)増加させ、標準炭約463万トン相当のエネルギーを代替する。