中国北京市の環状道路、東六環で行われている改造プロジェクトが21日、重要な進展を遂げた。中国製16メートル級超大直径シールドマシン「運河号」が742日間にわたる地下掘削作業を終え、東線シールドトンネルが貫通した。人民日報が伝えた。
北京東六環改造プロジェクトは、京哈高速道路との立体交差橋から潞苑北大街までの全長約16キロ。中交隧道工程局有限公司が東線シールドトンネルの工事を請け負う。トンネルは全長7.4キロ、直径15.4メートルで、上り線と下り線各3車線に分かれている。トンネルは3層で上から排煙通路、車両走行通路、避難・救助通路となっている。最深部は地下75メートルに達し、北京市内で最も深い地下トンネルとなる。
プロジェクト完成後、都市空間を効果的に結び、両側の都市機能の相互発展とイノベーション機能の集約を促進する。また、北京・天津・河北地域の交通協同発展の促進や、都市交通サービス水準の向上、総合交通システムの構築においても重要な意義がある。
