中国内モンゴル自治区シリンホト国家総合気象観測試験拠点でこのほど、デュアルモード気象観測気球が試験飛行を行った。人民日報が伝えた。
地上から浮上し、水平移動し、下降すると、気球に設置された姿勢センサーと360度パノラマ高画質カメラがラジオゾンデの運動姿勢を捉え、高層観測のプロセス全体における姿勢データと安定したパノラマ映像資料を取得する。これにより、高層観測のプロセス全体の可視化を実現し、数値予報や気象分析に対してより正確な高層観測データを提供する。
これは中国気象局気象観測センターが実施した姿勢統合に基づく北斗測位ラジオゾンデ動的試験だ。得られたプロセス全体のラジオゾンデ飛行姿勢データは湿度や温度、下降中風力測定誤差訂正に対する根拠を提供するだけでなく、気象観測業務の高度化、さらには北斗観測に対する技術的備蓄とサポートを提供する。