中国山東省青島市の董家口経済区で22日、中国初の27万立方メートル液化天然ガス(LNG)タンクが完成した。中国石油化工集団(中国石化)が明らかにした。稼働後は、華北地域天然ガス供給保障能力を大幅に高めることになる。中国新聞網が伝えた。
同タンクは容積が国内最大の超大型LNGタンクで、直径100.6メートル、高さ55メートルで、従来の細長いタイプを上回る耐震性と安定性を持つ。
プロジェクトチームは建設中に体系化した技術を独自開発し、複数の建設上の難題を解決し、わずか18カ月でタンクの本体構造を完成させた。
中国石化天然ガス分公司青島LNG受入基地は中国石化初のLNG受入基地であり、山東省で現在唯一使用されているLNG受入ターミナルでもある。中国石化天然ガス分公司青島LNG公司の呉斌総経理は「当基地はタンク使用開始前の各種準備作業を急ピッチで進めており、年内に使用開始する見込みだ。当基地の年間受入能力は1100万トンに達し、年間ガス供給能力は165億立方メートルで、9000万世帯の年間ガス消費量を賄うことができる」と説明した。
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