中国の有人宇宙船「神舟16号」の乗組員が宇宙ステーション複合体に到着してから約3カ月が経過し、5カ月にわたる宇宙科学研究の旅が折り返し地点を過ぎた。中央テレビニュースが伝えた。
神舟16号の乗組員は、操縦士、エンジニア、ペイロード専門家の3種類の宇宙飛行士で構成されており、「国家宇宙実験室」の完成後に初めて滞在した乗組員となった。乗組員は軌道上で約3カ月にわたり、非常にハードな宇宙科学実験任務を担いつつ、生命・生態関連や宇宙微小重力物理などの科学実験を行った。また、実験モジュール「夢天」宇宙放射線生物学曝露実験装置や宇宙ステーション電気推進システムガス容器などの船外設置活動も実施した。同放射線装置を使った研究は、人体や生物の放射線損傷、遺伝変異、放射線防護薬の製造、放射線リスク生物学的評価に力強いサポートを提供し、宇宙飛行士の軌道上での長期的かつ健康的な滞在の保証や、有人月面着陸計画の推進・実施などに対して前向きな意義を持つ。電気推進システムガス容器の軌道上設置により、初めて「ガス交換」方式で電気推進剤の補充が行われた。これは宇宙ステーションの軌道上での長期的な維持や宇宙ステーション運営の経済性、効果の向上に役立つ。
神舟16号の宇宙飛行士にとって、流体力学も基礎科学研究の重要な内容となっている。その成果は生物医学や材料科学、工学用途などで応用できる。乗組員は今後、さらに多くの宇宙科学実験と応用ペイロードの船外設置任務を行う予定となっている。